もしもの時に
昨日思いがけない事が起こりまして。
以前紹介した従妹の母である叔母が
石垣から落っこちて足を骨折してしまいました。
母と2人で外出している際に連絡があり
病院を駆けつけたんですが
そこで思った事を今日は取り上げようと思います。
救急車で運ばれて
叔父は付き添い、
従妹は入院準備と、赤ちゃんがいる為遅れてくる事に。
私と母、
もう一人の叔父(奥さんがその病院に入院していて居合わせた)
そして夫である叔父と4人でジリジリと連絡を待っていました。
そこへ従妹が入院準備を持って駆けつけたんですが
それを見て思ったんです。
「私が叔母の立場だと誰が準備する事になるだろうか」と。
今なら母がいますが
母がいなくなった時は?
おそらく義姉か姪2人のどちらかがする事になるでしょう。
その時に、
下着や服を見られたらどう思うか。
おそらく
「散らかってるなぁ」と思われるんじゃなかろうか。
皆、私の「汚部屋」時代(今も少し名残があるけど、、、)を知ってるので
その時に比べたら幾分マシだとは思うけれど。
親戚から聞いたこんな話がある。
親戚の近所に夫婦がいて
息子さんは少し障害を持っていて要介助。
ある時、夫婦の姿が見当たらなくて
心配になった息子さんが
親戚に「見かけませんでしたか?」と連絡をしてきた。
警察にも連絡をしてあちこち探してみたところ
川に落ちている老夫婦の車を発見。
車中から水死体で発見されました。
おそらくハンドル操作を誤って落ちたのだろうとの事でした。
伯母は、家庭の事情を知っている事から
きちんと出来る人がいないだろうと
「ずぶ濡れの仏さんを早く着替えさせてあげなければ」と
タンスの引き出しを開けました。
そこには
2人分の白い死装束がきちんと畳まれて置いてあったそうです。
それが入っていた引き出しには書き物があって
自分達にもしもの事があった時にこうして欲しい
と言う事を書いていたそうです。
話を聞いて、私が胸を締め付けられたのは
この準備は、
息子さんの障害がわかった時になされたものだと言う事。
20数年以上前に
どう言う思いでこの準備をしていたのか。
息子がいなくなった場合、自分達だけになる。
そしてどちらかが最後に逝く時、
世話をしてくれる人はいない。
ならば、あとを世話してくれる人に迷惑をかけないように
自分達で準備をしておこう。
そう思っていたのかもしれない。
今の私のまま、今後暮らしていくのならば
私の最後は兄夫婦や、甥・姪の手に委ねられる事になる。
その時にどこまで迷惑をかけずにいられるか
その事をじっくり考えさせられる。
叔母の事故で決意した事がある。
もしもの事があって入院した時の為に
旅行かばんに入院一式を準備しておこう、と。
入院の際に必要なもの。
*バスタオル、フェイスタオル数枚
叔母の病院の場合、バスタオル2枚、フェイスタオル3枚 と指示あり。
*箸、湯飲みかマグカップ
ストローで飲めるような、ふた式の方が良いかも。
*洗面道具
石鹸、歯ブラシなど、トラベルセット
*パジャマ、下着
パジャマは前明きのものか、あるいは寝巻き。
3日分のつもりでいれば洗濯のサイクルもちょうど良いかと。
全部用意するのは大袈裟すぎるので
とりあえずこれだけ準備出来てるといいかなと。
これを3ヶ月おきに点検して行こうと思います。
今の年齢になってから
今後の事を考える事が多くなりました。
最初は、年をとって体が動かなくなった時の事を考えていましたが
それよりもっと前に
もしかしたら明日起こるかもしれない事故の時に
慌てずに済むように考えていかねばと思っています。
他人事のように思っていたこれらの事
私だけでなく、同じくシングルの人
また、子供のいない夫婦も、
誰もが考えていかないといけない時代になっているのでは?
と思います。
「こういう事も考えておかないといけないね」と共感してくださる方
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